ビジネス交流委員会
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基本方針
わが国を取り巻く環境は、コロナ禍や地政学的リスクの高まりなどを背景に、世界経済が分断する危機に直面し、現在でも海外からの原材料・商品等の調達難および価格の高騰が続いております。また、人口減少、地方の衰退など、従前からの社会課題がより一層浮き彫りになるとともに、持続可能な社会、レジリエントな社会、多様な幸せが実現できる社会といった社会像が求められるようになりました。そして、コロナ禍ではサプライチェーンが途絶し、経済活動が停滞するなど国民経済において幾多もの危機がありましたが、サプライチェーンの重要性を再認識しつつ、サプライチェーンが途絶しないよう、今こそ全国の事業者が強靭な関係を築く必要があります。ポストコロナの時代においては、サプライチェーン内や取引先との共存共栄を推し進め、新たな時代のパートナーシップを構築することで、経済の好循環を作りあげることが重要なテーマになっております。
国内企業のうち実に99%を占める中小企業は、「経済の活力の源泉」であると言われるほど、日本経済において非常に重要な役割を果たしております。そして、その中小企業には、経営環境の変化に適応しつつ、競争力を維持・向上させ、新たな産業の創出や就業機会を増やし、地域経済を持続的に発展させる、といった使命があります。YEG活動に目を向けますと、私たちの活動の中心は「地域=単会」にあり、多くの名もなき名士たちが、経済活動はもちろんのこと、様々な活動において地域を支えているというのは紛れもない事実だと考えます。そして、このような時代だからこそ、私たち青年経済人が主体となり、一致団結して地域とともに活動し成長することで、地域経済のみならず日本経済を持続的に発展させていく必要性が一層高まっています。この数年間、YEG活動が停滞し、ビジネス交流も思うようにできなかった悔しさがあります。全国組織である日本YEGには、コロナ禍で疲弊する全国のYEGメンバーに「幸福への道導」のヒントに繋がる実利のある事業を実現してゆく責務があります。そして、連合会として、全国418単会をビジネスで紡ぎ、新たな価値の創造に繋げ、ひいてはYEG経済圏を構築して、そのプレゼンスを高めていくことを目指してまいります。
こうした考えのもと、ビジネス交流委員会では「究極の地域貢献」を活動方針として掲げ、この変化の激しいVUCA時代において、真に価値のある、そして、会員企業同士が未来永劫繋がることのできるビジネス交流事業を進めてまいります。そして、商工会議所は地域総合経済団体であるということを念頭に、委員会事業では①知識と経験の共有、②ネットワーキングと人脈の構築、③相互支援と協力の仕組みを確立していきます。特に、短期的なビジネス交流はもちろんのこと、YEG内のみならず日本全体を巻き込んで中長期的にビジネスで繋がることのできる実利のある環境作りを目指してまいります。
具体的には、新たな枠組みとして、地域の持っている経済資源に着目し、地域間におけるヒト・モノ・コトのビジネス交流を進め、新たな付加価値を創造していきます。さらには、会員相互および外部企業とのビジネスマッチング・商談会等の開催による販路開拓支援事業、取引先や会員相互の共存共栄を推進するサプライチェーン強靭化事業の開催、全国における先進的なビジネス交流事例・ビジネスツールの収集と情報発信、といった国内のビジネス交流の推進に特化した事業のほか、YEGモールなどYEG内で提供されているビジネスツールについてより成果を高めるための検証作業を行います。
私たちYEGには、日本の未来を担う社会的責任があります。地域総合経済団体である商工会議所活動の一翼を担う組織として、社会全体の利益を考慮しつつ、次代を担う覚悟を持って果敢に挑戦してまいりましょう。
事業計画
1)全国の互産互消ビジネス交流事業の企画・開催
全国組織である日本YEGのメリットを活かして、“LocaltoLocal”の考え方に基づいた、地域間の新次元のビジネス交流事業を全国大会併設事業として開催します。地域間のヒト・モノ・コトの交流を拡大し、全国でこれまでに繋がったことのない地域同士で、新しい次元での商流を開拓していき、単会や連合会の壁を超えたビジネス交流手法を確立します。
2)会員相互および外部企業とのビジネスマッチング・商談会等の開催
時代の変化に対応できるビジネスマッチングの形、地域活性の有益で確かな情報を発信しつつ、全国のYEGメンバーが新しいビジネスチャンスの創出を紡ぎ、地域の発展に繋げるためのビジネスマッチング・商談会を開催します。バイヤーなどの外部企業や海外企業もお招きし、真に効果のある販路開拓を実現します。
3)取引先や会員相互の共存共栄に向けたサプライチェーン強靭化事業の開催
昨今のエネルギー・原材料価格の高騰や人手不足の深刻化を乗り切るために、日本商工会議所や経団連等が推し進めている「パートナーシップ構築宣言」の考え方を広く周知するとともに、価格転嫁の適正化の促進に資するコンテンツをオンラインで提供します。サプライチェーンの強靭化を進め、取引先との関係性をより強固なものにして、日本全体で共存共栄する方法を学んでいきます。
4)全国の先進的なビジネス交流事例の収集・公表
全国の単会や連合会で実施されている先進的なビジネス交流事業の事例や、活用されているビジネスツールの情報を収集し、他の単会や連合会のビジネス交流に役立つ情報を発信します。また、YEG経済圏における経済効果を可視化できるよう、事例集として有益な情報発信に努めます。
5)YEGビジネスツールの活用方法の検証
デジタル技術が急激に進化し、私たちYEGが活用しているオンラインツールについても時代の進化に合わせた革新が必要です。YEG内ですでに活用されているビジネスツール(ビジネス交流広場・YEGモール)を運用しながら、今後の活用方法の検証をしつつ、32,400名のメンバーが活発にビジネスで繋がることのできるツールの在り方を検討していきます。
委員長
桑原 務関東ブロック 茨城県連 下館YEG
氏名 | ブロック | 道府県連 | 所属単会 |
---|---|---|---|
伊藤 一樹 | 東北 | 岩手 | 一関 |
加藤 裕介 | 東北 | 秋田 | 能代 |
運営幹事 福本 佳之 | 関東 | 栃木 | 小山 |
山田 友紀 | 関東 | 埼玉 | さいたま |
四ツ井 裕明 | 関東 | 埼玉 | 深谷 |
水石 潤 | 関東 | 埼玉 | 上尾 |
和井田 泰司 | 関東 | 埼玉 | 草加 |
村瀬 雄太 | 関東 | 千葉 | 船橋 |
森 健 | 関東 | 千葉 | 茂原 |
井上 拓紀 | 関東 | 神奈川 | 厚木 |
谷田 広海 | 関東 | 静岡 | 浜松 |
八木 加奈子 | 関東 | 静岡 | 富士 |
副委員長 神子島 真 | 北陸信越 | 新潟 | 燕 |
山畑 秀徳 | 北陸信越 | 石川 | 加賀 |
加藤 沙織 | 東海 | 岐阜 | 関 |
運営幹事 中村 将成 | 東海 | 岐阜 | 各務原 |
菊池 剛士 | 東海 | 三重 | 伊勢 |
中﨑 聡 | 近畿 | 京都 | 城陽 |
中山 久史 | 近畿 | 大阪 | 八尾 |
副委員長 前田 一章 | 近畿 | 大阪 | 八尾 |
伊藤 史晃 | 近畿 | 兵庫 | 三木 |
運営幹事 永山 和功 | 中国 | 広島 | 広島 |
副委員長 占部 拓志 | 中国 | 広島 | 福山 |
江崎 仁 | 九州 | 福岡 | 久留米 |