理念形成委員会
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基本方針
世界史に刻まれたコロナ禍から4年の月日が流れました。この間、技術の革命と人々の意識の変化が激しく、私たちの生活様式やビジネススタイルは大きく変わりました。課題とされていたDXへのシフトも、このコロナ禍を経て、実装への道筋を駆け出しました。更には、諸外国の紛争、国を揺るがす大惨事、圧倒的情報量の生成系AIの誕生、歴史的円安といった、誰しもが容易に想像しえない時代の変容が次々と連鎖していきました。
近年の日本では、2008年より人口は減少曲線へと向かっており、この人口の変動は、日本の経済や文化に大きな影響を及ぼしています。コロナ禍を経て年間出生数は80万人を切り、年間でおおよそ鳥取県1つ分の人口が減少しています。さらにICTサービスの普及に伴い仮想空間での生活時間は長期化し、単身世帯数伸び率も加速、社会保障費や国債額は膨張を続け、今後の社会構築においては多くの課題が見込まれています。
これらの事実は、私たちがこれまで経済的成果に求めてきた、右肩上がりのグラフが本当に正しい道筋なのか?また、量的拡大は本当に地域の経済を幸せに導くのか?という根本的価値観を問うものです。日本全体の価値観が変容している以上、私たち商工会議所青年部もその一歩先の時代を見据えた旗を掲げ、変革への一歩を力強く進める必要があります。新しい時代の、新しい商工会議所青年部の在り方に向け、より根柢の概念から理解を深め、その歩みを進めていきたいと思います。
令和4年度、日本商工会議所は創立100周年を迎え、我々日本商工会議所青年部は創立
40周年を迎えました。私たちは、ともに研鑽と協力の月日を重ね、多くの時間を共に歩んで参りました。そして昨年度、我々は時代の節目に当たり「時代は変革を求めている」と判断し、未来を見据えた新たな中期ビジョンを掲げました。時を遡って1988年、全国商工会議所青年部連合会(正式名称ならびに当時表記名称)は、創立5周年の記念事業として、全国の単会の声を集め「これからの青年部を考える」というテーマで、各地で行われている商工会議所青年部活動が、「今後どのような方向づけをしていけば良いか」について議論し、一つの活動方針を掲げました。それが、現在の「商工会議所青年部綱領・指針」であります。
昨年、綱領・指針策定から35年の月日が流れました。この35年の間に、バブル経済と崩壊、長期デフレと経済の低迷、インターネットとテクノロジーの普及、政治ならびに政権の変化、東日本大震災、女性の社会進出、そして猛威を振るうパンデミックがありました。1988年当時と比べ、時代は加速度的に変化し、社会は大きく様変わりしていきました。私たちは、次代に求められる行動を理解し、変革への一歩を歩むために、今一度「綱領・指針」の必要性を理解し、商工会議所青年部として未来への道しるべとなる方向性を、示していく必要性があります。そのためには、丁寧に、全国各地の商工会議所青年部会員の皆さまと議論を重ね、効率的な情報共有を実現するためのIT技術の導入や、DXの取り組みを通じながら、議論の成果を踏まえて、検証・検討し、共通の理念や方向性を模索し、共に次代への歩みを進めていきたいと思います。
私たち商工会議所青年部に必要な活動とは何か。次代の経営者に必要な学びとは何か。地域課題を解決する活動とは何か。商工会議所活動の一翼を担うとは何か。
本年、私たち理念形成委員会は、「綱領・指針」を検証し、現代社会の変化やニーズを反映した情報や価値を伝え、商工会議所青年部としての明確な活動方針を発信することで、全国各地それぞれの地域で、次代に必要な活動を生み出し、本会ならびに会員企業の成長への一助となる活動を行っていきます。
事業計画
1)綱領・指針の検証および検討
- 令和5年度日本YEG全国会長研修会(高知)次年度研修の第2部を担当します。(歴史を学ぶ・概念構造を学ぶ・課題を知る)
- 全国会長会議にて、YEGアンケートの趣旨説明をします。
- 春の会長会議にて、上記アンケートの説明および実施をする。
- 綱領・指針策定に関わられたOB・OGへの方々の意見を収集します。
- 事業にてとりまとめた情報をポータルサイト等で共有します。
- 各ブロック大会にて活動報告と意見交換会を開催します。
- 全国会長研修会にてYEG理念形成フォーラム(仮)を開催します。
- 代表理事会議およびオンラインを活用し、代表理事と各案件を進めます。
- 上記の取組を検証・検討し、活動をまとめる、全国大会で報告します。
2)日本YEG中期ビジョン2023-2027の検証および浸透
- 検証システム(事業評価検証シート)を作成し、中期ビジョン2023-2027を検証します。
- 各種媒体を利用した情報発信を行います。
3)ビジョン策定スタートアップ研修会等の単会サポート(講師紹介等)
- 各事業時にスタートアップ研修会等のサポート受付窓口を提供します。
- 講師名鑑等を通して、委員会としてご希望される単会・ブロック・道府県連に対して、ビジョン策定スタートアップ研修会等のサポート(オンライン等)をします。
4)日本YEG規約および規定ならびにYEGマニュアル等の見直し
- 規約・規程等の整備(各種事業等への対応を含む)をします。
- その他上記に関連する事項に対応します。
5)その他、組織の理念形成に関する事項等
- PMVV(理念・ミッション・ビジョン・バリュー)を明確に定義づけます。
- ITを活用した情報共有を提供します。
委員長
滝本 晋太郎中国ブロック 山口県連 柳井YEG
氏名 | ブロック | 道府県連 | 所属単会 |
---|---|---|---|
山本 秀也 | 北海道 | 北海道 | 小樽 |
池田 健太 | 北海道 | 北海道 | 帯広 |
澤田 朋子 | 東北 | 宮城 | 古川 |
江畠 勝志 | 東北 | 秋田 | 秋田 |
今野 辰哉 | 東北 | 福島 | 郡山 |
石原 毅 | 関東 | 群馬 | 伊勢崎 |
杉﨑 尚人 | 関東 | 神奈川 | 小田原箱根 |
杉澤 克久 | 関東 | 静岡 | 三島 |
山内 大輔 | 北陸信越 | 富山 | 黒部 |
山崎 亮 | 北陸信越 | 長野 | 須坂 |
副委員長 金井 淳一郎 | 東海 | 愛知 | 岡崎 |
副委員長 河津 裕之 | 東海 | 愛知 | 豊橋 |
西岡 信幸 | 東海 | 愛知 | 一宮 |
小田 泰久 | 東海 | 愛知 | 蒲郡 |
篠田 佳宗 | 東海 | 愛知 | 刈谷 |
生川 雄規 | 東海 | 三重 | 四日市 |
森 雄一 | 東海 | 三重 | 鈴鹿 |
鈴木 貴士 | 東海 | 三重 | 桑名 |
前田 武彦 | 近畿 | 福井 | 武生 |
井上 賀雄 | 近畿 | 福井 | 小浜 |
運営幹事 園 昇 | 近畿 | 福井 | 鯖江 |
森 雄司 | 近畿 | 京都 | 城陽 |
副委員長 西澤 真介 | 近畿 | 大阪 | 北大阪 |
畠山 和大 | 近畿 | 大阪 | 北大阪 |
岡田 充貴 | 近畿 | 奈良 | 奈良 |
澁谷 和佳 | 中国 | 広島 | 広島 |
副委員長 谷口 守 | 中国 | 広島 | 福山 |
小野 正人 | 四国 | 愛媛 | 新居浜 |
副委員長 奥平 芳浩 | 九州 | 沖縄 | 宮古島 |